2006年06月20日
紫外線
もう少しで、梅雨が明け、また暑い、熱い夏がやってきます。
夏になるとやっぱり日焼けが気になります。
(ご存知の方も多いと思いますが、
日焼けの原因である紫外線の照射量のピークは
実は夏ではなく5月ころです)
紫外線は日焼けだけではなく、皮膚がんの原因ともなるといわれています。
紫外線は大きく分けて、
比較的可視光に近い波長を持つUVA
それよりも波長が短いUVB
さらに波長が短いUVCの
3つに分けることができます。
このうちで有害であるといわれているのがUVCです。
UVCは日光に含まれる紫外線のうち数%しかありませんが、
UVCはもともと持っているエネルギーが大きいのです。
そのUVCがDNA鎖自体を断裂、もしくは4種DNA塩基の一つであるチミンの光二量化を起こしてしまい、
DNAが正常な形状を保てなくしてしまいます。
では、なぜDNAに異常が起こるとがんに結びつくのでしょうか?
それはDNAが私達の体を作っているたんぱく質の設計図になっているからです。
そうして、異常なDNAによって作られたたんぱく質により、
まれに細胞分裂を制御できない細胞が生まれてしまいます。正常な細胞はここまでは増殖してもよいという情報を持っていますが、増殖を制御できない細胞は体にとって害となります。
これががんの原因となるがん細胞です。
「日焼けなんてへっちゃらさっ。」
なんて言っている人がいます。
たしかに私達人間には、
壊れたDNAを修復する能力、
壊れたDNAを使わないようにする能力、
異常なたんぱく質を利用しない能力、
異常な細胞を駆除する能力、
などのいろいろな自己防御機構があるので、
そう簡単には皮膚がんになることはありません。
しかし、できる限り
日焼け止めをつけることをオススメします。
暑い夏もテニスを楽しみたいですからね。
夏になるとやっぱり日焼けが気になります。
(ご存知の方も多いと思いますが、
日焼けの原因である紫外線の照射量のピークは
実は夏ではなく5月ころです)
紫外線は日焼けだけではなく、皮膚がんの原因ともなるといわれています。
紫外線は大きく分けて、
比較的可視光に近い波長を持つUVA
それよりも波長が短いUVB
さらに波長が短いUVCの
3つに分けることができます。
このうちで有害であるといわれているのがUVCです。
UVCは日光に含まれる紫外線のうち数%しかありませんが、
UVCはもともと持っているエネルギーが大きいのです。
そのUVCがDNA鎖自体を断裂、もしくは4種DNA塩基の一つであるチミンの光二量化を起こしてしまい、
DNAが正常な形状を保てなくしてしまいます。
では、なぜDNAに異常が起こるとがんに結びつくのでしょうか?
それはDNAが私達の体を作っているたんぱく質の設計図になっているからです。
そうして、異常なDNAによって作られたたんぱく質により、
まれに細胞分裂を制御できない細胞が生まれてしまいます。正常な細胞はここまでは増殖してもよいという情報を持っていますが、増殖を制御できない細胞は体にとって害となります。
これががんの原因となるがん細胞です。
「日焼けなんてへっちゃらさっ。」
なんて言っている人がいます。
たしかに私達人間には、
壊れたDNAを修復する能力、
壊れたDNAを使わないようにする能力、
異常なたんぱく質を利用しない能力、
異常な細胞を駆除する能力、
などのいろいろな自己防御機構があるので、
そう簡単には皮膚がんになることはありません。
しかし、できる限り
日焼け止めをつけることをオススメします。
暑い夏もテニスを楽しみたいですからね。