単純が一番。

今でも時々思い出す。ある人の私への口癖。
「考えすぎてない？」

そう、私には考えすぎる癖がある。

あれこれ考えすぎると、考えがまとまらず、
思考も、行動も止まる。
よくよく考えてみると、そういうときには決まって答えがない。
ない答えを無理に探そうとして、
考えをひっくり返してみたり、自分の姿を第3者的な場所から見てみようとするが、
やはり、コレという答えは見つからない。

当然である。答えなどないのだから。

大事なのは、正解を見つけることではない。

大事なのは、まず進む、そしてその工程を楽しむことなのだと思う。

楽しめば、進む気力も湧いてくる。
きっとできると信じて進むしかないのだ。

間違いだと気づいたならば、一度立ち止まってみればいい。

意外と単純なところに答えはあるのかも知れない。

シンプルに、自分らしく、
それが一番いいのかもしれない。

かの人の口癖には続きがあって、
「なんとかなるよ」

本当に何とかなるわけではないが、
何もしないよりずっと増し。
そういうことだったのだと、いまさらながらに思う。

大事なことは、

望むこと。
すべきこと。
できること。

これらを自分の中で整理して、自身の進む道を決める。
そして、

決めたら、やり通す。

それで、何らかの結果が出るまで進んだら、
また、
望むこと、すべきこと、できることを考える。
以前とは心境、状況、能力それぞれが変わっているかもしれませんから。

結局、その繰り返し。

そうして、進んで、生きていく。
人生はそうした壮大な暇つぶしなのかもしれません。